大容量のデータなどの送信で上手くいかないことが多々あります。
そんな時に、データを簡単に送れるシステムがあれば便利ですよね。
今回は、「宅ファイル便」というファイル送付サービスについて、ご紹介していきたいと思います。
宅ファイル便とは?

大阪ガスのグループ子会社が管理運営し、通常のメール添付ファイルでは困難な大型ファイルを、いとも簡単に送受信できる無料でのサービスをいいます。
最大10ファイルまでを一回で送信ができます。ファイルのキャパは最大数で300MBまでになります。なお、さまざまな特典や制限があります。
- この送信回数に至りましては、無制限になります。
- 通常の会員(無料登録者)は、何と50MBまで送信ができてしまいます。
- プレミアム会員ですと、300MBまで送信ができてしまいます。
- 開封確認メール機能があります。これにより、送信の相手がファイルを受領したのか、ダウンロードしたかを確認ができます。
- ファイル保管期限は、72時間になっています。
- 一回の送信は、同時に3人、3か所になります。
- 会員の登録には、広告などのメールを受領することが要求されています。なお、ダウンロードだけの方は不要になります。
宅ファイル便の特徴

この宅ファイル便(プレミアム会員)の特徴は、三項目に分けられます。
- 何と言ってもゼロ円(無料)で利用ができてしまいます。
- データの種類は不問になります。その送受信のキャパは最大300MBになります。この魅力は素晴らしいですね。
- 忙しさにあり手間が省けその利便性は抜群です。ファイルの送受信や開封の確認作業は、メールで通知されるからです。
プレミアム会員では、300MBではキャパが不足したり、長期間保存したい、信頼性がもっと欲しいなどの思いにお応えするのが「ビジネスプラス会員」登録(有料)です。
では、プレミアム会員とビジネスプラス会員との機能を比較してみましょう。
プレミアム会員 | ビジネスプラス会員 | |
月額利用料 | 無料 | 500円プラス消費税 |
送信キャパ | 最大300MB | 2GB(マックス50GB) |
送信先の数 | 3名 | 10名 |
1回の送信ファイル数 | 10ファイル | 99ファイル |
保管期限 | 72時間(3日間) | 240時間(10日間) |
広告メール | 必須 | 選択可能 |
送信履歴 | 3週間分 | 1年分 |
パスワード | なし | 機能付き |
ウィルスチェック | なし | あり |
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宅ファイル便の使い方

宅ファイル便の主な機能は、アップロードとダウンロードの2つです。
この2つについて、それぞれやり方をご説明していきます。
アップロードの方法
- 「会員登録なしでファイルアップロード」のボタンが見えます。今回は登録なしで進めます。これをまずクリックして下さい。
- アップロード用のファイル選択の画面が現れます。送りたいファイルを画面にドロップないし、緑のボタン(ファイルを追加)をクリックしファイル選びます。
- 相手が確かにファイルを受け取ってくれたかを確認する方法があります。それが、開封通知になります。「開封通知を受け取る」をチェックするだけでOKとなります。
- その後アップロード内容の確認画面がでてきます。「アップロード内容を確認する」このボタンをクリックします。
- ここで問題がなければ、「ファイルをアップロードする」このボタンをクリックします。アップロードを実施しているところになります。
- アップロードが完了しました。
なお、アップロード可能ファイルは10個までかつ合計が300MBまでとなりますので注意が必要です。ここでのファイルの保存期間は3日間となりますので重ねての注意が要されます。
さらに、ZIPファイルに圧縮するボタンをクリックしますと、一括してまとめてくれます。便利機能の一つとなりますね。
ダウンロード方法
続けて、下にスクロールしますと「アップロードしたファイル名・預かり期間・ダウンロードURL」が表示され、このURLからファイルを受け取れるようになります。
最後にダウンロード用のURLをクリックしますと、ファイル受信の確認画面が現れます。「メールに記載されている送信者からあなた宛てのファイルをお預かりしています。」と問いかけてきます。同意してファイルを受け取るボタンを押し、ダウンロード画面に進みます。
- 宛先欄に、簡易ファイルアップロードサービスがあります。
- 預かり期間は72時間になります。なお、ダウンロード回数は無制限になります。期間を超過しますと、ファイルは自動削除になります。注意願います。
- なお、削除したい場合は「削除」にチェックを入れますと削除ができます。
おわりに

簡単、便利でいつでもどこでも直ぐに使える宅ファイル便は、いまや企業や個人でも利用者が増加傾向にあります。
しかし、この便利さ故に怖いのがセキュリティではないでしょうか。とっておきの重要なデータやファイルなどの資料を安易に送受信して問題はおこらないものでしょうか。そこで、安心かつ安全な方法をまとめてみました。注意する事項は次のとおりになります。
- 機密情報は許可(上司など)なく、送信しないこと。
- 送信先の徹底的な確認をすること。
- ファイルの暗号化をすること。
宅ファイル便など、ネットのサービスを使ってファイル送付を行う場合は、これらのことに注意してくださいね。